75歳から年金、どこまで増額?

東京オリンピックのマラソンと競歩が札幌に変更になる?という報道が昨日から出ています。この期に及んでという感じですが、関係者の方々は

かなりの混乱されることでしょう。真夏にオリンピックの開催を強行しているところから問題があると思うのですが・・・。

先週の台風災害から今週末も雨模様で被災地が心配です。早急に復興対策を行い元の生活が一日でも早く訪れることを願います。

 

年金問題の方は、社会保障審議会の年金部会で制度改正案を議論していくようですが、受取時期を70歳から75歳まで引き上げていくことで

働き手を少しでも増やして年金財政の改善を目指していくようです。

 

 

【10月18日 日本経済新聞より】

18日に開く社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の年金部会で厚労省は年金を受け取り始める時期を今の60~70歳から60~75歳まで拡大する制度改正案を示す。これに伴い、繰り下げ受給した場合の増額率のあり方について議論する。

繰り下げ受給は、年金の受け取り開始を遅らせると受給期間が短くなるぶん、毎月の年金額を増やす仕組みだ。現状は1カ月遅らせるごとに0.7%ずつ増やす。原則65歳となっている年金開始を70歳まで遅らせると、毎月の支給額は42%増えることになる。

今後、受け取り開始年齢を75歳まで選べるようにする場合、今の増額率を据え置くと、75歳から年金をもらう人の年金額は65歳で開始する人に比べて84%増える計算だ。繰り下げ受給した人の年金を増やすのは、何歳で年金を受給し始めても平均寿命までなら損得が生じないようにするため。年金財政全体でみれば繰り下げ受給によって過剰給付や過少給付は生じず「中立」とされる。

ただし、70歳までの現行の増額率を0.7%と決めたのは2000年。今は当時の平均寿命から男女とも3年程度延びている。繰り下げによる増額は一生続くので、長寿化にあわせて増額率を下げなければ過剰給付になるリスクが生じる。