心の病で労災申請 最多1820件

雨模様の7月を迎えました。先週は、G20で大阪は緊張状態が続いていました。思ったより道路が空いていたのは、びっくりでした。

皆さんが車の利用を控えていたことが良い結果につながったようですね。

気温も徐々に高くなってきていますので、どんどん蒸し暑くなってきました。熱中症にも注意する必要が出てきました。

暑い季節がもうそこまできています。肉体的にも精神的にも何とか乗り切りたいものです・・・。

しかし、最近は、ハラスメント加重労働が増えてきているせいでしょうか、心の病での労災申請が増えてきてるようです。

 

 

【7月1日 日本経済新聞より】

厚生労働省は30日までに、仕事が原因でうつ病などの精神疾患にかかり、2018年度に労災申請したのは1820件だったと発表した。

1983年度の統計開始以降最多で、6年連続の増加。精神疾患の労災認定は465件だった。うち自殺(未遂含む)が76件あり、いずれも前年度より減少。過重労働が原因の脳・心臓疾患による労災認定は238件で、15件減少した。うち、死亡(過労死)は82人だった。

全体の申請数は前年度から計125件増加。特に精神疾患で女性からの申請が99件増えた。4月に罰則付きの時間外労働(残業)の上限規制を含む働き方改革関連法が施行され、5月にはパワハラ防止を企業に義務付ける女性活躍・ハラスメント規制法が成立。担当者は「法律の動きに合わせ、精神疾患も労災だという認識が高まり、申請増加につながったのではないか」と話した。精神疾患の労災認定原因をみると、「嫌がらせ、いじめ、暴行を受けた」と「仕事内容や量に大きな変化があった」がいずれも69件で最多。「セクハラを受けた」は33件で、全て女性からの訴えだった。

脳・心臓疾患の職種別認定件数では、トラックやタクシーの運転手など「自動車運転従事者」が最多の85件で、約35%を占めた。運転業務は、残業の上限規制の適用を5年間猶予されているが、過酷な労働環境に置かれていることが改めて浮かび上がった。

一定時間をあらかじめ働いたとみなす「裁量労働制」の適用者で労災認定されたのは6人。うち過労死・過労自殺者が4人いた。いずれもシステムエンジニアや弁護士など「専門業務型」で、企画や調査を担う「企画業務型」の過労死・過労自殺者はいなかった。