パナソニック子会社の解雇無効 元社員の男性勝訴

今年は、例年に増して各地で災害が起こっています。当所のある大阪府茨木市でも震災がありましたが、それ以上に北海道の地震の被害を

見ていると心が痛みます。土砂崩れ、地面の陥没や歪みをみると地震の規模の大きさを感じられずにはいられません。

また、近畿地方を襲った台風も体験したことのないような強風に見舞われて関西空港を始め各地で被害をもたらせました。

犠牲になられた方に哀悼の意を表しますとともに被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。一日も早い復興を心より望みます。

 

ここ最近は、また「パワハラ」という言葉がよく聞かれるようになってきました。スルガ銀行の過剰融資問題で行内の調査で明るみにでてくる

言葉がすごいですね。ノルマに追われている職場環境が生み出してきてしまったのでしょうか?

似たようなパワハラ問題での不当解雇無効の訴えの裁判の判決が12日、大阪地裁で元社員の勝訴となりました。

 

 

【9月12日 日本経済新聞より】

パナソニックの子会社「パナソニックアドバンストテクノロジー」(大阪府門真市)の元社員の男性(53)が、上司のパワハラが原因で休職し復職後に解雇されたのは不当とし、地位確認などを求めた訴訟の判決で大阪地裁(大森直哉裁判長)は12日、解雇を無効と認め、未払い賃金約1900万円の支払いを命じた。同社は控訴する方針。同社は解雇理由について、男性の言動が職場の秩序を乱したなどと主張したが、大森裁判長は判決理由で「業務に一定の支障が生じたことは否定できないが、重大とまではいえない」と指摘。その上で「解雇理由として客観的に合理性はない」と結論付けた。

判決によると、男性は1988年に前身企業に入社し、ソフトウエアの設計業務を担当。2007年、当時の社長から労働組合での活動について「しばき倒すぞ」などと暴言を浴びせられ、体調を崩して09年に休職した。復職と休職を繰り返し、13年12月に解雇された。男性は今月11日、復職後の同社の対応に問題があったとして、新たに約1450万円の損害賠償を求める訴訟も大阪地裁に起こしている。