部下に代わり持ち帰り残業

この季節の夜空や日の出の空模様は何ともいえない寒さの中の美しさを感じさせてくれます。

年の瀬のあわただしい毎日を少し忘れさせてくれるような気がします。

長時間労働問題が大きく取り上げられている昨今、さまざまな会社で残業削減が取り組まれいるなかで、どうしても仕事量と人員の

バランスが取れていない状況では、現場の人間のそのしわ寄せがいってしまいます。

管理職は、今までと違っていかに部下に効率的に仕事をしてもらいながら残業削減し経費を削減し利益率を上げていくことが求められ

ていますので、より追い込まれていく状況となってしまいます。

 

 

【12月20日 日本経済新聞】

ホンダの子会社、ホンダカーズ千葉(千葉市)の販売店店長だった男性(当時48)がうつ病になって自殺したのは、部下の残業時間を抑制するために長時間の持ち帰り残業をしたことなどが原因だったとして、千葉労働基準監督署が労災認定していたことが19日、遺族の代理人弁護士への取材で分かった。弁護士によると、男性は2015年3月にオープンした販売店の店長に就任。労基署は開店準備期間を含む同年1月以降、部下の残業時間を減らそうと自宅で仕事をしたことが、持ち帰り残業に当たるなどと判断した。残業は多い月で約87時間だった。

男性は15年6月に出勤できなくなり、約2カ月後にうつ病と診断されて解雇。16年12月、自殺した。

男性側は、当時管理職だったと会社側が主張して支払われていない残業代や死亡に伴う損害賠償など計約1億3500万円の支払いを求めている。会社側の代理人弁護士は「係争中のためコメントは控える」としている。