電通 違法残業略式起訴に待った

暑い日が続きます。今日は、大阪も最高気温が36度くらいになりそうな予報をみると心も体もぐったりしてきます。

 

電通の違法残業事件は、検察側から出した略式起訴という処分を裁判所から「不相当」という判断が行われて、正式裁判で審理されることに

なりました。罰金100万以下という事件では、書面審理だけの略式起訴というもが多い現状のようですが、最近の政府の働き改革議論の中で

この問題は大きな影響を与えたこともありますので、関係者を絡めた実態解明のためにも公開の法廷で審理が行われるようです。

あらためて見てみると、最近の労働問題関係で書類送検された事件でも略式起訴が「不相当」ということで正式裁判を行ったケースが多くなって

きています。スーパー「コノミヤ」や「和食さと」、「串かつだるま」、スーパー「玉出」などどいった所も同様なケースで裁判で審理されています。検察と裁判所に判断にずれが生じてくることが多いようですが、会社経営にあたっての経営者側の労務問題に対しての考え方にも慎重な対応が

ますます求められることになってくるでしょう。