保育所の半数超、メンタル支援なし 

さわやかな気候が続くなか雨の降らない梅雨を心配しています。気温は、徐々に高くなってきているようで今日も30度前後になりそうです。

最近、保育所不足がよく報道で取り上げられていますが、行政の対応の遅さや対策に内容の乏しさをみていると本当に少子化をくい止める気が

ないように思えます。そんななかで保育士不足が問題となっていますが、保育士さんの職場は、保護者との対応などでストレスのたまりやすい

職場だといえるのですが、メンタルケアなどの対策もほとんどがとれていないような状況のようです。

低賃金だといわれているなかでメンタルの問題を抱えていては、離職率も高くなり資格を持っていても職業に就く人もなかなか現れにくい状況

です。自民党でこども保険などが話題となりつつありますが、まずは、保育園の対策を一日でも早く行ってほしいと思います・・・。

 

 

【6月19日 日本経済新聞より】

保育所の半数超で保育士のメンタルヘルスを巡るサポート体制が整っていないことが18日、厚生労働省研究班の調査で分かった。特に民営の保育所で未整備が目立った。待機児童対策では保育士の人材難や離職が問題化しており、研究班は「サポート体制整備や、業務の負担軽減策が必要」と指摘している。研究班は今年2~3月、全国の保育所1万650施設に郵送で調査を依頼し、ウェブ上で2672施設(回答率25.1%)が答えた。その結果、2016年度にメンタルヘルスケアが必要だったり、実際に治療を受けたりした保育士が1人以上いた保育所は719施設(26.9%)で、保育士が強い精神的負担を抱えている現状が分かった。ただ相談支援やストレスチェックなどのサポート体制が「ある」と答えたのは1084施設(40.6%)で、「ない」(1540施設、57.6%)を下回った。体制がない施設のうち「作りたい」との回答が半数超の875施設だった。施設の運営形態などでみると、公設公営の認可保育所は77.4%でサポート体制が整っていたが、社会福祉法人や株式会社など民営の認可保育所は25.3~37.1%と低迷した。