元従業員が解決金支払 和解成立

季節の変わり目のせいか雨模様の日が多くなってきているような気がします。

先週末まで桜がもったおかげで花見に行かれて春を堪能された方も多かったのではないでしょうか。

週明けの昨日は、大雨で桜の季節の終わりを告げたような天気でした。

 

今日の日本経済新聞によると、新日本製鉄(現・新日鉄住金)から高級鋼板の製造技術が韓国の鉄鋼大手ポスコに流出していた問題で、新日鉄住金が産業スパイとして責任追及していた約10人の元従業員側と和解したことが分かったようです。元従業員全員が謝罪し、1億円を超す解決金を支払った者もいるようです。これは、産業スパイ行為に刑事罰を設けられる以前の行為だったので、民事の損害賠償を追及していたそうで、ポスコとはすでに和解をしていましたが、元従業員に対する責任追及は続いていたようで、昨年末までに全員との和解が成立し元従業員は責任を認めて会社側に謝罪し、解決金を支払ったとのことです。当人が死去していた場合も、遺族に解決金を払ってもらったようで、今までの日本企業は、産業スパイ行為に対して責任追及や訴訟が行われなかったケースが多かったものが、今回のことにより同様なケースでは会社側が厳しく対応していく可能性が高くなってきました。